オートミール
「オートミールでヘルシーな食生活を送る」などのように使う「オートミール」という言葉。
英語では「oatmeal」と表記します。
「オートミール」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オートミール」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
オートミールの意味
「オートミール」には次の意味があります。
・食品の一つ。燕麦(えんばく)を加熱したあと、ひき割ったり、おしつぶしたりしたもの。水や牛乳で粥(かゆ)状にして食べる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
近年では、消化に良い、栄養が豊富、低カロリーといったヘルシーさが注目され、粥だけでなく、色々な方法で食べられている。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・十時にグリルへ行くと、まだ定食しかなし、オートミール、オムレツ等。
(出典:古川緑波『古川ロッパ昭和日記』)
・伯母がぼくのオートミールのかゆをよそってくれている間、彼は自分の前の話に戻るとでもいった調子でいった。
(出典:ジョイス/飯島淳秀訳『ダブリン人』)
・コーヒーをいれ、無理してオートミールを口に押しこんだ。
(出典:フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』)
・おばさんは水療法に、少しばかりのオートミール食と発泡膏を加えはじめた。
(出典:トウェイン/鈴木幸夫訳『トム・ソーヤーの冒険』)
・父親がオートミールの食べ方を教えたりしている。
(出典:山口瞳『酒呑みの自己弁護』)
類語
・シリアル
意味:穀物加工品。オートミール、コーンフレークなど。ビタミンや繊維などの栄養素を加えたものもある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・コーンフレークス
意味:主として朝食用のインスタント食品。直径1~2cm程度の薄いセンベイ状で、牛乳、砂糖などを掛けて供する。とうもろこしの穀粒をひき割りし、ショ糖、食塩などを含む液に漬けたのち、これを乾燥、焙焼してつくる。さらに調味料を加えて味をつけたり、ビタミン B1 、ナイアシン、鉄分などを添加したものが多い。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・フレーク
意味:薄片。薄片状にした食品などをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・クラッカー
意味:薄く堅く焼いた塩味のあるビスケット風の干菓子。小麦粉を主原料としたもので、主食、おやつ、カナッペの台、おつまみなどに用いられる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・粥
意味:米、アワなどに水を加えて煮たもの。米を蒸したもの(飯(いい))に対していう。古くは、水分の少ないものを堅粥(現在の飯にあたる)、水分の多いものを汁粥(現在のかゆにあたる)といい、後には、もっぱら汁粥をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)