アナログ
「地上アナログ放送」などのように使う「アナログ」という言葉。
英語では「analog」と表記します。
「アナログ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アナログ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アナログの意味
「アナログ」には次の意味があります。
・数値を、長さ・回転角・電流などの連続的に変化する物理量で示すこと。(出典:大辞林 第三版)
正式な意味は上記の通りですが、一般の文脈での「アナログ」は、対義語の「デジタル」と比較したイメージから、「古臭い」、「コンピュータ的ではない」、「ローテクな」、「手作りの」などの意味で使われることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これらは、アナログな知識とデジタルな知識といってもいいでしょう。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・便というのはアナログ的なもので、全部出切って終りということがない。
(出典:赤瀬川原平『優柔不断術』)
・それに車の時計はデジタル式であって、二本の針が回るアナログ式ではない。
(出典:吉村達也『ついてくる』)
・だからこその、アナログ的な手法を再解析する必要性に迫られた訳です。
(出典:鎌池和馬『とある科学の超電磁砲』)
・少しは期待していたのだが、次々と現れたのはアナログなボードゲームだった。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの動揺』)
類語
・人力(じんりき)
意味:人間の力。人間のもつ肉体的・精神的能力。じんりき。(出典:デジタル大辞泉)
・ローテク
意味:単純で初歩的な技術。(出典:大辞林 第三版)
・人臭い(ひとくさい)
意味:人間らしい。(出典:デジタル大辞泉)
・レトロ
意味:懐古的であること。古いものを好むこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・連続(れんぞく)
意味:切れ目なく続くこと。また、続けること。(出典:デジタル大辞泉)