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まな板の鯉とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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まな板の鯉

「まるでまな板の鯉のような気分だ」などのように使う「まな板の鯉」という言葉。

「まな板の鯉」は、訓読みで「まないたのこい」と読みます。

「まな板の鯉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「まな板の鯉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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まな板の鯉の意味

「まな板の鯉」には次の意味があります。

相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態のたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

料理されようとしている鯉(魚)を意味する言葉から、運命には逆らえない、死を前にしてどうしようもない様子をたとえた慣用句です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・何せ『敵』の手中にあるというのだから、もうまな板の鯉もいいところだ。
(出典:西尾維新『零崎双識の人間試験(全話)』)

・きっとまな板の鯉が水を欲しがっているように、あの女は恋に渇えていることだろう。
(出典:フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』)

まな板の鯉になってしまわないように、よく考えて行動するんだよ。

・まさにまな板の鯉の気分だ。

まな板の鯉と思ったら負けだよ。何か方法を考えよう。

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類語

俎上の魚(そじょうのうお)
意味: 相手のなすがままになるよりほかにない運命、死を待つよりほかに方法のないもの、運命の尽きたもののたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

鼎俎を免れず(ていそをまぬがれず)
意味:死を避けられないことのたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

運を天に任せる(うんをてんにまかせる)
意味:うまくいくかどうかは天の意志に任せる。成り行きに任せる。(出典:デジタル大辞泉)

万事休す(ばんじきゅうす)
意味:もはや施す手段がなく、万策尽きる。もはやおしまいで、何をしてもだめだという場合に使う。(出典:デジタル大辞泉)

潔い(いさぎよい)
意味:思い切りがよい。未練がましくない。また、さっぱりとしていて小気味がよい。(出典:デジタル大辞泉)

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