ちんけ
「ちんけな人生」などのように使う「ちんけ」という言葉。
「ちんけ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ちんけ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ちんけの意味
「ちんけ」には次の意味があります。
・《さいころばくちで「ちん」が一を意味するところから》劣っていること。最低であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
取るに足らないこと、価値がないことを言います。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わたしが欲しいのは、あなたが持ってるようなちんけな額のお金じゃない。
(出典:馳星周『生誕祭(上)』)
・あいつなんかあたしとはくらべものにならないちんけなやつだってわかってた。
(出典:フィッツジェラルド・フランシス・スコット『グレイト・ギャツビー』)
・ただ、こいつがちんけな犯罪を犯すと、いつも関わった誰かが死ぬんだよ。
(出典:畠中恵『とっても不幸な幸運』)
・そんなちんけなどスケットくらいで、この恐怖をしのげるはずないだろ。
(出典:霞流一『ロング・ドッグ・バイ』)
・しかもこんなちんけで非力なガキが国のためになんて逆立ちしてもなるものか。
(出典:喬林知『今日からマ王 第4巻 「明日はマのつく風が吹く!」』)
類語
・愚劣(ぐれつ)
意味:おろかで、能力が劣っていること。ばからしくて、何のねうちもないさま。くだらないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・粗末(そまつ)
意味:品質などが上等でないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・人後(じんご)
意味:他人のあと。他人の下位。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・最低(さいてい)
意味:高さ・位置・程度などがいちばんひくいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・下等(かとう)
意味:物の品質・程度や、品性が劣っていること。また、そのさま。低級。(出典:デジタル大辞泉)