郷愁とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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郷愁

「郷愁にかられる」などのように使う「郷愁」という言葉。

「郷愁」は、音読みで「きょうしゅう」と読みます。

「郷愁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「郷愁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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郷愁の意味

「郷愁」には次の二つの意味があります。

1 他郷にあって故郷を懐かしく思う気持ち。
2 過去のものや遠い昔などにひかれる気持ち。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

郷愁の意味①「他郷にあって故郷を懐かしく思う気持ち。」

「郷愁」の一つ目の意味は「他郷にあって故郷を懐かしく思う気持ち。」です。

生まれ育った国や土地に思いをはせることを意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それは、東北地方出身の社長の郷愁に似たものであったのかも知れない。社長は、営業部長と数度東北地方をまわって市場調査をおこなっていた。
(出典:吉村昭『一家の主』)

・全身に郷愁を担って、彼は四十数年ぶりに母国へ帰って来たのである。
(出典:森村誠一『ファミリー』)

・この里程標はドイツ人の失われた故郷に対する郷愁を強く物語っている。
(出典:柏原兵三『徳山道助の帰郷』)

・この淋しさは、ミシガンの冬に感じたものとは全く異質のものだった。当時はアメリカへの幻滅感、疎外感とか郷愁の念が主なる原因だったからだ。
(出典:藤原正彦『若き数学者のアメリカ』)

類語

望郷(ぼうきょう)
意味:故郷を慕い、遠く思いをはせること。故郷をなつかしく思うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ノスタルジア
意味:異郷にいて、故郷を懐かしむ気持ち。(出典:デジタル大辞泉)

旅愁(りょしゅう)
意味:旅先で感じるわびしい思い。たびのうれい。(出典:デジタル大辞泉)

思郷(しきょう)
意味:ふるさとをなつかしく思うこと。望郷。(出典:精選版 日本国語大辞典)

郷愁の意味②「過去のものや遠い昔などにひかれる気持ち。」

「郷愁」の二つ目の意味は「過去のものや遠い昔などにひかれる気持ち。」です。

過ぎ去った日々や時代を懐かしむ感情のことを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・かような子供の時代への郷愁が、どうして砂漠愛の感情と結びついたか。
(出典:内藤濯『星の王子とわたし』)

・平安朝の文化に対して、蕪村は特殊の懐古的憧憬と郷愁とを持っていた。
(出典:萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝蕪村』)

・ぼくの全ての絵はこうした幼年期への郷愁なのかも知れない。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)

・彼女は、幸せだった子供の頃の郷愁から、祭りや夜店を見に行くのが好きだったのである。
(出典:山村美紗『京都西陣殺人事件』)

類語

懐古(かいこ)
意味:昔を思い出して、なつかしく思うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

懐旧(かいきゅう
意味:昔のことを思い出しなつかしむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

追憶(ついおく)
意味:過去のことを思いやること。さかのぼって過ぎ去ったことを思いしのぶこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

アナクロニズム
意味:その時代の傾向と食い違っていたり時代遅れであったりすること。時代錯誤。(出典:デジタル大辞泉)

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