運用
「余剰資金を運用する」などのように使う「運用」という言葉。
「運用」は、音読みで「うんよう」と読みます。
「運用」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「運用」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
運用の意味
「運用」には次の意味があります。
・ 働かせ用いること。物をうまく使うこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
つまり「運用」とは、「そのものの機能を活かして使うこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・すべてが適切に運用されており、文句のつけようがないほど清潔だった。
（出典：A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 13 惑星総督グライムズ』）
・銀行は多くの預金者たちの大切なお金をお預かりして運用している。
（出典：山田智彦『銀行 男たちの挑戦』）
・主に童話などで使われる手法なのですが、今回試験運用してみました。
（出典：鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第3巻』）
・そして、使用者は自らの肉体運用にのみ剄術を集中できるということだ。
（出典：雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス9 ブルー・マズルカ』）
・思想も感情も客間の礼儀内でしか運用できない人のやうな思ひすらした。
（出典：坂口安吾『吹雪物語』）
類語
・活用（かつよう）
意味：物や人の機能・能力を十分に生かして用いること。効果的に利用すること。（出典：デジタル大辞泉）
・応用（おうよう）
意味：原理や知識を実際の事柄に当てはめて用いること。（出典：デジタル大辞泉）
・援用（えんよう）
意味：自分の主張の助けとするため、他の意見・文献などを引用したり、事例を示したりすること。（出典：デジタル大辞泉）
・指揮（しき）
意味： 全体がまとまりをもって動くよう、人の上に立って指図をすること。（出典：デジタル大辞泉）
・運営（うんえい）
意味：団体などの機能を発揮させることができるように、組織をまとめて動かしていくこと。（出典：デジタル大辞泉）
