転倒とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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転倒

「ぶつかられて転倒する」などのように使う「転倒」という言葉。

「転倒」は、音読みで「てんとう」と読みます。

「転倒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「転倒」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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転倒の意味

「転倒」には次の三つの意味があります。

1 さかさまになること。また、さかさまにすること。
2 倒れること。
3 あわてふためくこと。動転。 (出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

転倒の意味①「さかさまになること。また、さかさまにすること。」

「転倒」の一つ目の意味は「さかさまになること。また、さかさまにすること。」です。

「上下関係が転倒する」で「上下関係がさかさまになる」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・突如として、価値関係の全く転倒した別の世界へ移されたようなものだった。
(出典:モーム/中野好夫訳『月と六ペンス』)

・つまり出と入とが転倒してしまったのではないか。
(出典:西沢爽『雑学猥学』)

・役まわりが転倒していて、今では、生徒のほうが先生になっているみたいだった。
(出典:ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』)

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類語

逆様さかさま
意味:物事の上下・左右・前後・裏表などの関係が本来の状態とは反対になっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

あべこべ
意味:位置・順序・方向などが通常の状態とは反対であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

反転はんてん
意味:物の位置・方向・順序等を反対にすること。また、反対になること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

転倒の意味②「倒れること。」

「転倒」の二つ目の意味は「倒れること。」です。

この場合の「転倒」は「バランスを失って倒れること」という意味です。
わかりやすく言えば「転ぶこと」です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・足をとられて転倒する響きにつづいて男が悲鳴を上げた。
(出典:鮎川哲也『戌神はなにを見たか』)

・床全体がスライドしたようで、ロランは手をつく間もなく転倒していた。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)

・相手の身体は途中で別の人間にひっかかり、ぼくたちはその場に転倒した。
(出典:眉村卓『不定期エスパー4』)

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類語

倒伏とうふく
意味: 倒れること。倒れ伏すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

傾倒けいとう
意味: 立っていたものが傾いて倒れること。傾けて倒すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

横倒よこだおし
意味: 横に倒すこと。また、横に倒れること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

転倒の意味③「あわてふためくこと。動転。」

「転倒」の三つ目の意味は「あわてふためくこと。動転。」です。

「急なことに気が転倒する」で「急なことにあわてふためく」という意味になります。
この意味では「動転(どうてん)」がよく使われますが、同じ意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そばで、よく見ると、彼は何かのことで気が転倒しているらしかった。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『エッジウェア卿の死』)

・彼は心が転倒して、食事を忘れてしまった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)

・きみがひどく負傷してるのを見て、気が転倒してるんだ。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』)

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類語

狼狽ろうばい
意味:思いがけない出来事にあわてふためくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

当惑とうわく
意味:事にあたって、どうしたらいいか途方にくれること。(出典:デジタル大辞泉)

どぎまぎ
意味:不意をつかれて、うろたえあわてるさま。(出典:デジタル大辞泉)

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