繁忙
「繁忙期で大変だ」などのように使う「繁忙」という言葉。
「繁忙」は、音読みで「はんぼう」と読みます。
「繁忙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「繁忙」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
繁忙の意味
「繁忙」には次の意味があります。
・仕事が多くて忙しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「繁忙」をわかりやすく言うと、こなすべき仕事の量が多くて余裕がなく大変忙しいことをあらわします。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わたしはこういうリズムのない万年休日のダラダラ繁忙は辛棒し得ません。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・近頃はすべてに繁忙のため、うめのさや当てから、守ってやる暇がない。
(出典:咲村観『上杉謙信天の巻』)
・なにしても、ここ坂本におけるかれの起居は、日々繁忙をきわめていた。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)
・関羽がひとりの壮士を携えて出頭したのは、そうした繁忙の中であった。
(出典:吉川英治『三国志』)
・繁忙な城砦の師補という仕事は、これまでとはかなりちがうものだった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 16 竜と竪琴師』)
類語
・忙殺(ぼうさつ)
意味:多忙なこと。仕事などに追われること。(出典:デジタル大辞泉)
・多忙(たぼう)
意味:非常に忙しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・多用(たよう)
意味:用事の多いこと。いそがしいこと。また、そのさま。多事。多忙。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大忙し(おおいそがし)
意味:きわめて忙しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・手いっぱい(ていっぱい)
意味:それ以上他のことをする余裕のないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)