アシスト
「上司の仕事をアシストする」などのように使う「アシスト」という言葉。
英語では、「assist」と表記します。
「アシスト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アシスト」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アシストの意味
「アシスト」には次の二つの意味があります。
1 人の仕事を手伝うこと。
2 サッカーやアイスホッケーなどで、適切なパスを送って味方選手にシュートの機会を与え、ゴール(得点)を助けるプレー。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
アシストの意味①「人の仕事を手伝うこと。」
「アシスト」の一つ目の意味は「人の仕事を手伝うこと。」です。
ビジネスで使われることが多く、アシストをする人のことを「アシスタント」と呼んだりします。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・君にもアシストしてもらうことになるだろう。
(出典:野尻抱介『クレギオン 2 フェイダーリンクの鯨』)
・それから作業員にアシストされて甲冑のような宇宙服を装着した。
(出典:野尻抱介『ふわふわの泉』)
・その震源地の一つがトッテン社長率いるところのアシストだった。
(出典:富田倫生『青空のリスタート』)
・ぼくはこの業界に入って日が浅いから、アシスト的な担当編集者です。
(出典:姫野カオルコ『終業式』)
類語
・補助(ほじょ)
意味:不足しているところを補い助けること。(出典:デジタル大辞泉)
・補佐(ほさ)
意味:身分の高い人をたすけて事を処理すること。(出典:デジタル大辞泉)
・扶翼(ふよく)
意味:助けること。(出典:デジタル大辞泉)
・力添え(ちからぞえ)
意味:他人の仕事を手助けすること。(出典:デジタル大辞泉)
アシストの意味②「サッカーやアイスホッケーなどで、適切なパスを送って味方選手にシュートの機会を与え、ゴール(得点)を助けるプレー。」
「アシスト」の二つ目の意味は「サッカーやアイスホッケーなどで、適切なパスを送って味方選手にシュートの機会を与え、ゴール(得点)を助けるプレー。」です。
この意味は、スポーツ競技で使われる場合が多いです。
サッカー観戦中に「ナイスアシスト!」などのように使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・成り上がろうとしている選手に必要なのは、アシストではなくゴールだ。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)1─2』)
・日本にはどうしてアシスト・ランキングなるものがあるのだろう。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)1─2』)
・残りはアシストとして、エースの勝利を目指して献身的に働く。
(出典:水野良『魔法戦士リウイ 第00巻』)
・「あの同点ゴールは俺のアシストのアシスト」 予想した通りの自慢。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)2―3』)
類語
・フォロー
意味:スポーツで、ボールを持ったプレーヤーのあとにいて補助をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・サポート
意味:支えること。(出典:デジタル大辞泉)
・助力(じょりょく)
意味:手助け。(出典:デジタル大辞泉)
・援護(えんご)
意味:困っている人をかばい助けること。(出典:デジタル大辞泉)
・補佐(ほさ)
意味:たすけおぎなうこと。付き添って力を添えること。また、その役やその人。(出典:精選版 日本国語大辞典)