あばよ
「あばよと言って去っていった」などのように使う「あばよ」という言葉。
「あばよ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「あばよ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
あばよの意味
「あばよ」には次の意味があります。
・別れを軽く告げ合う時に使う言葉。さようなら。あばや。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「あばよ」をわかりやすく言うと「相手に別れを告げる時に言う言葉」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一人、二人と職人たちが出て来て、あばよとも言わずに暗い路に消えて行った。
(出典:藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』)
・ディックは、「あばよ」といっただけで、二人は出て行った。
(出典:ハメット/能島武文訳『血の収穫』)
・「あばよ」 おれの挨拶を聞いて、グレイたちが眼を丸くした。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター17 エイリアン黒死帝国 上』)
・「じゃ、あばよ、エム・タール」 そういってわたしは腰を上げた。
(出典:バローズ『火星シリーズ10 火星の古代帝国』)
・「あばよ」 そう言って、そして零崎は部屋から出て行った。
(出典:西尾維新『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』)
類語
・さようなら
意味:別れの挨拶に用いる語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・さよなら
意味:別れのあいさつに用いる語。(出典:デジタル大辞泉)
・バイバイ
意味:別れの挨拶として相手に呼びかけていう語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・グッドバイ
意味:さようなら。グッバイ。(出典:デジタル大辞泉)
・さいなら
意味:別れる時の挨拶のことば。さよなら。さようなら。(出典:精選版 日本国語大辞典)