あけすけ
「あけすけな態度」などのように使う「あけすけ」という言葉。
「あけすけ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「あけすけ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
あけすけの意味
「あけすけ」には次の意味があります。
・ 人の言葉や態度などに包み隠しのないこと。遠慮のないこと。ざっくばらん。(出典:精選版 日本国語大辞典)
この意味は人に対して使われることが多く、良い意味でも悪い意味でも使われます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あけすけに書いて映画の背後の神秘性や夢を壊すようなことはしないよ。
(出典:筒井康隆,横尾忠則『美藝公』)
・帯をしめ直しながら、巡査長はあけすけに笑ってほかの者たちに言った。
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』)
・余は貴君に十分信用せらるるの自信をもってこのあけすけな手紙を書いた。
(出典:丘丘十郎『地球発狂事件』)
・どちらかといえばあけすけな冗談であり、およそお上品なものではなかった。
(出典:バローズ/関口幸男訳『栄光のペルシダー』)
・あの叔母とだってかなりあけすけな話も出来るような気がしてたんだ。
(出典:神吉拓郎『私生活』)
類語
・無遠慮(ぶえんりょ)
意味:他にはばかることなく思うがままに振舞うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ざっくばらん
意味:遠慮がないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・率直(そっちょく)
意味:かざりけがなく正直なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・オープン
意味:(態度などが)あけっぴろげなこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・歯切れ(はぎれ)
意味:言葉の発音や調子がはっきりしている度合い。(出典:デジタル大辞泉)