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伺うとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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伺う

「御意見をお伺いします」などのように使う「伺う」という言葉。

「伺う」は、訓読みで「うかがう」と読みます。

「伺う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「伺う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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伺うの意味

「伺う」には次の意味があります。

1 「聞く」の謙譲語。拝聴する。お聞きする。(出典:デジタル大辞泉)
2 「訪れる」「訪問する」の謙譲語。

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

伺うの意味①「『聞く』の謙譲語」

「伺う」の一つ目の意味は「『聞く』の謙譲語」です。

目上の人に何かを聞くときに敬う意味を込めて使います。
また、「尋ねる」や「問う」の謙譲語としても使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文


・これはお姉さまのお口から伺った、この種の最初の物語でございます。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語 04』)

・あなたのお気持ちを伺うだけで、わたくしの決心もきまるんですから
(出典:モリエール/鈴木豊訳『人間ぎらい』)

・大切なことだから、じきじき先生に伺って見ることにしようじゃないか。
(出典:下村湖人『論語物語』)

・その殿はどうお考えであろう、と、一ばん側近の老人に伺っているのだ。
(出典:本庄陸男『石狩川』)

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類語

・拝聴(はいちょう)
意味:聴くことの意の謙譲語(出典:デジタル大辞泉)

聴聞(ちょうもん)
意味:行政機関が,その活動の成立過程において,あらかじめ利害関係者の意見を聞く手続をいう。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

・天聴(てんちょう)
意味:天子がお聞きになること。(出典:デジタル大辞泉)

・傾聴(けいちょう)
意味:もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の1つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。(出典:ナビゲート ビジネス基本用語集)

・静聴(せいちょう)
意味:講演・話などを静かに聞くこと(出典:デジタル大辞泉)

伺うの意味②「『訪れる』『訪問する』の謙譲語」

「伺う」の二つ目の意味は「『訪れる』『訪問する』の謙譲語」です。

目上の人のもとに行く場合に使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・もっと早く伺うつもりでしたけれど、ついあちらが長くなってしまって。
(出典:トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』)

・もし伺ったら、あまりお酒を飲まないように、と言ってくださいませね。
(出典:吉行淳之介『技巧的生活』)

・すぐに伺うべきでしたが、宮仕えのつらさで休暇をとるのが遅れました。
(出典:佐木隆三『復讐するは我にあり』)

・そして内院へ伺ってみると、二夫人は抱き合って、なお哭き濡れていた。
(出典:吉川英治『三国志』)

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類語

・参る(まいる)
意味:主として会話に用い、聞き手に対し、「行く」「来る」を、へりくだる気持ちをこめて丁重に表現する丁寧語。(出典:デジタル大辞泉)

・訪れる(おとずれる)
意味:人やある場所をたずねる。訪問する。(出典:デジタル大辞泉)

・訪問(ほうもん)
意味:人をたずねること。他人の家などをおとずれること。(出典:デジタル大辞泉)

・お邪魔(おじゃま)
意味:人の家などを訪問することをへりくだっていう語。訪問した時や帰る時のあいさつにも用いる。(出典:デジタル大辞泉)

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