首長
「首長の言葉」などのように使う「首長」という言葉。
「首長」は、音読みで「しゅちょう」と読みます。
「首長」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「首長」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
首長の意味
「首長」には次の意味があります。
・さまざまな社会集団にあって,その指導者,支配者,あるいは代表者として社会的承認を得ている者の総称。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「首長」をわかりやすく言うと「集団のリーダー」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・遠江の地理や王及び首長達の動きを最も良く知っているのは大裂だった。
(出典:黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 5 東征の巻(下)』)
・そしてその男は、茶葉の産地である現地の首長の娘を妻にしたのだと。
(出典:三浦真奈美『風のケアル 第3巻 嵐を呼ぶ烽火』)
・命令が実行されたのでタタールの首長は、家族の者を連れて立ち去った。
(出典:ヴェルヌ/江口清訳『皇帝の密使(下)』)
・そして最後には決心して、若い首長に私の驚きの意を表してみました。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語 05』)
・わたしにはなんの意味もなかったが、首長には情報を伝えたらしい。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書3』)
類語
・総長(そうちょう)
意味:全体を統轄・管理する職。(出典:デジタル大辞泉)
・頭目(とうもく)
意味:かしら。親分。首領。(出典:デジタル大辞泉)
・大将(たいしょう)
意味:近衛府の長官。左右一人ずつある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・旧主(きゅうしゅ)
意味:前代の君主。先皇。(出典:デジタル大辞泉)
・盟主(めいしゅ)
意味:同盟の主宰者。仲間のなかで中心となる者。(出典:精選版 日本国語大辞典)