経緯
「事件の経緯を説明する」などのように使う「経緯」という言葉。
「経緯」は、読みで「けいい」「いきさつ」「たてぬき」「たてよこ」と読みます。
「経緯」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「経緯」の意味
や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
経緯の意味
「経緯」には次の意味があります。
・物事のこみいった事情。事件の経過。(出典:デジタル大辞泉)
「経緯」とは「物事や出来事のこみいった成り行き」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでも昨日からの経緯を考えると、ちょっとだけいやな雰囲気だった。
(出典:樋口有介『11月そして12月』)
・彼には五人の娘がいて、物語はこの娘たちの結婚の経緯を中心に進んでいく。
(出典:原田宗典『27』)
・彼らは私に八人が死んだ経緯と脳解剖の結果を説明してくれました。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)
・そして、現場で私に対してしたのと同じ経緯の説明を、ここで繰り返した。
(出典:綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』)
・自分が失業した経緯について簡単に話すと、藍は、熱心に聞いてくれた。
(出典:貴志祐介『クリムゾンの迷宮』)
類語
・ストーリー(すとーりー)
意味:小説・演劇・映画などの筋。筋書き。(出典:デジタル大辞泉)
・ヒストリー(ひすとりー)
意味:履歴。経歴。(出典:デジタル大辞泉)
・歴史(れきし)
意味:ある事物・物事の現在まで進展・変化してきた過程。(出典:デジタル大辞泉)
・素性(すじょう)
意味:出所。由緒。いわれ。(出典:デジタル大辞泉)
・由来(ゆらい)
意味:物事がそれを起源とするところ。また、物事が今までたどってきた経過。来歴。由緒。いわれ。(出典:デジタル大辞泉)