庶務
「庶務課に配属される」などのように使う「庶務」という言葉。
「庶務」は、音読みで「しょむ」と読みます。
「庶務」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「庶務」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
庶務の意味
「庶務」には次の意味があります。
・種々雑多な事務。(出典:デジタル大辞泉)
分かりやすく言えば「役所や会社などで、書類の作成や処理など、主として机の上でする仕事全般」という意味です。
また、企業や組織内では庶務を行う部署自体のことを「庶務」と呼ぶ場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・庶務の子の話だと、それもかなり大々的にプッシュしてきているらしいわ。
(出典:近藤史恵『天使はモップを持って』)
・ひとりで庶務係を担当しているのだが、事務を間違えたことはなかった。
(出典:新田次郎『孤高の人』)
・ 郵便局庶務課に勤務するようになった。
(出典:辺見じゅん『完本 男たちの大和(下)』)
・庶務主任は、雑誌の名を見るついでに、千加子の名を頭に記憶していた。
(出典:斎藤栄『まぼろしの完全犯罪』)
・庶務担当者は渋い顔をしているが、老人達の間での評判はすこぶるいい。
(出典:篠田節子『死神』)
類語
・雑務(ざつむ)
意味:こまごましたいろいろの用務。ぞうむ。(出典:デジタル大辞泉)
・彼やこれや(あれやこれや)
意味:あれこれ。いろいろ。あれのこれの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・事務(じむ)
意味:役所・会社などで、書類・帳簿の作成・処理など、主として机の上でする仕事。(出典:デジタル大辞泉)
・細務(さいむ)
意味:ささいな事務。こまかいつとめ。(出典:デジタル大辞泉)
・雑用(ざつよう)
意味:こまごました、いろいろの用事。ぞうよう。(出典:デジタル大辞泉)