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プロトタイプとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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プロトタイプ

「プロトタイプを開発する」などのように使う「プロトタイプ」という言葉。

英語では「prototype」と表記します。

「プロトタイプ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「プロトタイプ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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プロトタイプの意味

「プロトタイプ」には次の二つの意味があります。

1 原型。基本型。手本。模範。
2 製品などの試作モデルのこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

プロトタイプの意味①「原型。基本型。手本。模範。」

「プロトタイプ」の一つ目の意味は「原型。基本型。手本。模範。」です。

そのものの原型となるようなものや、お手本となるようなもののことを言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・こういう意味において映画というものの一つのプロトタイプとでも言わるべきものは絵巻物の類である。
(出典:寺田寅彦『映画芸術』)

・伝説学者は海彼岸の伝説の中に多数の日本の伝説のプロトタイプを発見してゐる。
(出典:芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』)

・「河童」のプロトタイプは實にスウイフトの「ガリヴア旅行記」であり、ゲエテの「ライネツケ・フツクス」であり、最も近代のものでは、アナトオル・フランスの「蜜蜂」である。
(出典:堀辰雄『芥川竜之介論』)

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類語

原型(げんけい)
意味:もとの型。もとになる構造・構成をもつもの。(出典:デジタル大辞泉)

基本型(きほんけい)
意味:さまざまに変化したり、応用されたりするものの、もととなるかたちや形式。(出典:精選版 日本国語大辞典)

手本(てほん)
意味:物事をするときにならうべき人や物。また、先例。(出典:大辞林 第三版)

模範(もはん)
意味:見習うべきもの。手本。 (出典:大辞林 第三版)

プロトタイプの意味②「製品などの試作モデルのこと。」

「プロトタイプ」の二つ目の意味は「製品などの試作モデルのこと。」です。

「プロトタイプを改良する」で「試作品の悪いところを手直ししてより良くする」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・今回プロトタイプの車をお見せするのは、無理かも知れません。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)

・命を賭けているふたりをプロトタイプ機に乗せることはできないと。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 14 山口防衛戦3』)

・開発作業は翌年の三月から五月にかけて集中して進められ、春の終わりまでには、〈光〉と名付けたプロトタイプに格好をつけるところまでこぎ着けていた。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)

・このプロトタイプはのちに七欧無線に回され、実用改良をしたうえで、マイクロ波用逆探として正式に兵器化された。
(出典:中川靖造『海軍技術研究所』)

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類語

試作(しさく)
意味:こころみに作ること。本格的に作る前に実験的に製作すること。また、そのもの。 (出典:大辞林 第三版)

プロトモデル
意味:基本モデル。基本型。原型試作品。特に、正式製作や量産を前にした最終的試作品。プロトタイプ。(出典:デジタル大辞泉)

模型(もけい)
意味:実物の形に似せて作ったもの。(出典:デジタル大辞泉)

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