キャプション
「キャプションを付ける」などのように使う「キャプション」という言葉。
英語では「caption」と表記します。
「キャプション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「キャプション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
キャプションの意味
「キャプション」には次の意味があります。
・文書などで、図版部分に付け加える説明文のこと。ネームとも呼ぶ。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
キャプションは主に写真やイラスト等につけられる短い説明文やコメントのことです。
また、本や記事などのタイトルや見出しについてもキャプションと呼ぶことがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ 老人はブツブツとひとりごとをつぶやきつつ写真のキャプションを読む。
(出典:東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』)
・ここに紹介した文章は、彼の絵につけられたキャプションに過ぎないかも知れぬ。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・一つの時代が終わったと、キャプションには書かれていた。
(出典:山際淳司『エンドレス・サマー』)
・ 写真のキャプションには、百合沢の経歴が簡単に紹介されていた。
(出典:夏樹静子『風の扉』)
・ もちろん、写真がキャプションどおりの一瞬をとらえたものか否かはわからない。
(出典:松岡圭祐『千里眼 The Start』)
類語
・題(だい)
意味: 書物、または文章・芸術作品などの趣旨・内容を簡潔に、総括的に示す見出しの語句。標題。タイトル。(出典:デジタル大辞泉)
・添書(そえがき)
意味:書画や器物などに、その由来などを書き添えること。また、その文言。添え筆。(出典:デジタル大辞泉)
・見出し(みだし)
意味:新聞・雑誌などで、記事内容が一見してわかるように、文章の前に示す簡単な言葉。標題。タイトル。(出典:デジタル大辞泉)
・ネーム
意味:出版物の写真や図版につける簡単な説明文。(出典:デジタル大辞泉)
・説明文(せつめいぶん)
意味:事柄を説明し、正確に伝達することを目的とする文章。(出典:デジタル大辞泉)