率直
「率直な意見」などのように使う「率直」という言葉。
「率直」は、音読みで「そっちょく」と読みます。
「率直」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「率直」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
率直の意味
「率直」には次の意味があります。
・ありのままで隠すところがないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
自分の気持ちなどを隠さず、ありのままであることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・率直に申しますと、あなたがごぞんじのことをお聞かせ願いたいのです。
(出典:ステーマン作/松村喜雄訳『マネキン人形殺害事件』)
・彼と同じく彼らもまた率直であって、自分だけの考えで物を判断していた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・水木はどんな場合にも自分の関心の所在については正直で率直だった。
(出典:足立倫行『妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる』)
・そこでは何人かの善良率直で誠実なドイツ人と付き合うことができます。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・わしなら、かれの生まれながらにして持っておる、あの率直を賞でるな。
(出典:ウォルポール/平井呈一訳『オトラント城綺譚』)
類語
・ストレート(すとれーと)
意味:直接的であること。特に表現が率直であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・単刀直入(たんとうちょくにゅう)
意味:前置きなどを省いて、すぐ本題に入ること。遠回しな言い方をしないで、問題の核心をつくこと。また、そのさま。 (出典:大辞林 第三版)
・ズバリ(ずばり)
意味:遠回しでなく、急所を突いて鋭く話をするさま。物事の核心をついて、はっきり言うさま。ずばっと。 (出典:大辞林 第三版)
・直截(ちょくさい)
意味:まわりくどくなく、ずばりと言うこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・端的(たんてき)
意味:遠回しでなく、はっきりと表すさま。(出典:大辞林 第三版)