過酷
「過酷なレース」などのように使う「過酷」という言葉。
「過酷」は、音読みで「かこく」と読みます。
「過酷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「過酷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
過酷の意味
「過酷」には次の意味があります。
・厳しすぎるさま。ひどすぎるさま。(出典:デジタル大辞泉)
「過酷」をわかりやすく言うと「状況や状態がとても大変できつい様子」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・科学文明は過酷な自然から人間を守るのに大きな貢献をしてきたのである。
(出典:湯川秀樹『創造的人間』)
・経験上、彼のような者の部下になった兵隊は、過酷な運命に立たされる。
(出典:池上司『八月十五日の開戦』)
・わかっていることは彼が常に過酷な戦場に身を置いていたこと。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 09 九州撤退戦・下』)
・はたしてこれほど過酷な選択がぼくの人生の中にあったでしょうか。
(出典:沖田雅『先輩とぼく 04』)
・私はいま、かつてない過酷な環境で潤いのない生活を送っております。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
類語
・冷酷(れいこく)
意味:思いやりがなくむごいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・惨い(むごい)
意味: 無慈悲である。 (出典:デジタル大辞泉)
・殺生(せっしょう)
意味:むごいこと。残酷なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・酷薄(こくはく)
意味:残酷で薄情なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・修羅場(しゅらば)
意味:血みどろの激しい戦いや争いの行われる場所。(出典:デジタル大辞泉)