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虎の威を借る狐とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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虎の威を借る狐

「あの家来たちはまるで虎の威を借る狐だ」などのように使う「虎の威を借る狐」という言葉。

「虎の威を借る狐」は、「威」のみ音読み、他は訓読みで「とらのいをかるきつね」と読みます。

「虎の威を借る狐」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「虎の威を借る狐」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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虎の威を借る狐の意味

「虎の威を借る狐」には次の意味があります。

他の権勢に頼って威張る小人物のたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

大して実力のない者が、力の強い者を後ろ盾にして得意になることを意味します。
虎に捕まえられた狐が、「自分は天帝から命じられた百獣の王だ。証拠としてお前を歩いてみせよう」と言い、虎に恐れて動物たちが逃げたのを自分の力であるかのように見せかけました。「戦国策‐楚策」という寓話による言葉です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そなたのような人物は、虎の威を借る狐と評されても、不足は言えぬもの。
(出典:咲村観『上杉謙信地の巻』)

・その意味で、世間一般にいる暴君たちは虎の威を借る狐だということができる。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 1』)

・一時的な「虎の威を借る狐」の悪評など、彼の顧慮するところではなかった。
(出典:田中芳樹『七都市物語 (「扉」最適化)』)

・さらに、進駐軍という虎の威を借る狐ともなれた。
(出典:星新一『あれこれ好奇心』)

・勘定奉行・松本伊豆守など、虎の威を借る狐であった。
(出典:柴田錬三郎『(柴錬立川文庫4) 忍者からす』)

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類語

笠に着るかさにきる
意味:権勢のある後援者などを頼みにしたり、自分に保障されている地位を利用したりしていばる。(出典:デジタル大辞泉)

後ろ盾うしろだて
意味: 陰にあって力を貸し、助けること。 (出典:デジタル大辞泉)

七光ななひかり
意味:親や仕えている主人などのおかげで、いろいろな形の利益を受けること。(出典:デジタル大辞泉)

ぶら下がるぶらさがる
意味:他人に頼りきる。(出典:デジタル大辞泉)

依存いぞん
意味:他のものに頼って生活または存在していること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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