初々しい
「初々しい姿」などのように使う「初々しい」という言葉。
「初々しい」は、訓読みで「ういういしい」と読みます。
「初々しい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「初々しい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
初々しいの意味
「初々しい」には次の意味があります。
・ 物慣れないで幼い感じがする。世間慣れしていないで、若々しく新鮮にみえる。(出典:デジタル大辞泉)
「初々しい」には他にも「決まりが悪い、恥ずかしい。」という意味がありますが、上記の意味で使われることがほとんどです。
「慣れていない様子がかわいい」というような、良い意味で使われる場合が多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このときに啓次郎は三十二歳で妻の直子は二十歳の初々しい母親だった。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・この初々しい表情の男が、社員二百人を抱える会社の社長とは思えない。
(出典:渡辺淳一『メトレス 愛人』)
・それらまた初々しくてよかったですがね、と善行は思い出し笑いをした。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 03 5121小隊 決戦前夜』)
・しかし、彼らが眼にしたものは結婚したばかりの初々しい夫婦などではなかった。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第07巻 「コーラルの嵐」』)
・初めて会った時のU君は、まだ大学を出たばかりで実に初々しい好青年であった。
(出典:原田宗典『家族それはヘンテコなもの』)
類語
・天真爛漫(てんしんらんまん)
意味:無邪気で、ほほえましくなるようなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・純真(じゅんしん)
意味:心にけがれのないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・初心(しょしん)
意味:物事に慣れていないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・イノセント
意味:汚れを知らないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・純情(じゅんじょう)
意味:純真で邪心のない心。(出典:デジタル大辞泉)