挑発
「挑発に乗る」などのように使う「挑発」という言葉。
「挑発」は、音読みで「ちょうはつ」と読みます。
「挑発」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「挑発」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
挑発の意味
「挑発」には次の意味があります。
・相手を刺激して、事件や紛争などを引き起こすように、また、好奇心や欲情などをかきたてるようにしむけること。(出典:デジタル大辞泉)
相手が何らかの行動を起こすように刺激を与えることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・挑発的な姿勢をとって、わたしを見て何も感じないのかとさえなじった。
(出典:水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』)
・攻撃する意志は無いのだが、その機動は明かに挑発を意図したものだ。
(出典:高橋昌也『ガンダム・センチネル』)
・ようやく自分がとんでもない相手を挑発してしまったことに気づいた。
(出典:花村萬月『イグナシオ』)
・それより犬神はこの明らさまな恫喝と挑発をどう受けるのだろうか。
(出典:平井和正『狼の紋章』)
・自分の言葉に慌てていると、また、挑発的な発言が勝手に飛び出した。
(出典:池上永一『レキオス』)
類語
・触発(しょくはつ)
意味:なんらかの刺激を与えて、行動の意欲を起こさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・煽動(せんどう)
意味:そそのかすこと。おだてたりあおりたてたりして、ある行動を起こすようにしむけること。アジテーション。教唆。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・焚きつける(たきつける)
意味:人をそそのかして何かをさせる。けしかける。(出典:デジタル大辞泉)
・煽る(あおる)
意味:おだてたりして、相手がある行動をするように仕向ける。たきつける。扇動する。(出典:デジタル大辞泉)
・鼓する(こする)
意味:気力を奮いたたす。(出典:デジタル大辞泉)