新機軸
「新機軸なアイデア」などのように使う「新機軸」という言葉。
「新機軸」は、音読みで「しんきじく」と読みます。
「新機軸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「新機軸」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
新機軸の意味
「新機軸」には次の意味があります。
・ 今までのものとは全く変わった新しい工夫や計画。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「新機軸の飲食店」であれば、「今までに見たことのないような工夫がされた飲食店」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・ディーゼル機関の将来に新機軸を与えるものであるといってもいい。
(出典:新田次郎『孤高の人』)
・こんどの場合、新機軸だったが、もう役には立たぬしろものとなった。
(出典:ハーバート『デューン・砂の惑星3』)
・ぼくたちのやってみたこともないような、新機軸を出しているんだ。
(出典:E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』)
・そういうこともあって、われわれは、新機軸の実施に慎重なのだ。
(出典:ハックスリー/高畠文夫訳『すばらしい新世界』)
・城砦ノ太守たちは、このような新機軸を承認したものやら自信がなかった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 3 白い竜』)
・ただしこの新機軸を導入するには莫大な資金が必要である。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・失礼ですが、こんな新機軸を出されるとは思いませんでしたよ。
(出典:福永武彦『海市』)
・しかし放送員の新機軸は認めることにした。
(出典:織田作之助『神経』)