補導
「補導歴あり」などのように使う「補導」という言葉。
「補導」は、音読みで「ほどう」と読みます。
「補導」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「補導」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
補導の意味
「補導」には次の意味があります。
・正しい方向へ教え導くこと。特に、非行を防ぐために青少年を正しい方向に助け導くこと。(出典:デジタル大辞泉)
「補導」という言葉をわかりやすく言うと、「青少年の非行を防ぐ目的で指導すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・警察に補導された後、二度と顔を見なくなった少年少女はたくさんいた。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 14-山口防衛戦3』)
・その子を補導して事情聴取すると、他にも二、三人の仲間がいるらしい。
(出典:泡坂妻夫『斜光』)
・警察に補導されて連れ戻されたジェイコブを見て、母は何も言わなかった。
(出典:中上健次『十九歳のジェイコブ』)
・山崎が補導された中学一年生の少年宅に着いたのは夜十時半頃だった。
(出典:石田衣良『うつくしい子ども』)
・こんな姿でゲーセンにいたら、警察に補導されてしまうんじゃなかろうか。
(出典:赤松中学『緋弾のアリア 第1巻』)
・へたに公的機関に助けを求めたりすると補導されかねないのではないだろうか。
(出典:久美沙織『小説版MOTHER1』)
・補導員はそれ以上質問する事をあきらめたようにそばにいる男の子に、幾つ?
(出典:中上健次『十九歳のジェイコブ』)
・ルフィオもたぶん補導員であろうその女性も、驚いた表情で私を見る。
(出典:山本文緒『眠れるラプンツェル』)