板金
「板金製」などのように使う「板金」という言葉。
「板金」は、音読みで「ばんきん」と読みます。
「板金」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「板金」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
板金の意味
「板金」には次の意味があります。
・金属を薄く平らな形状に形成したもの。(出典:リフォーム用語集)
金属材料の基本的な形状のひとつです。
厚さが極端に薄いものを「箔」「ホイル」と呼び、6㎜以上のもの「厚板」と呼びます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・板金屋のY君ならトラック用のハシゴやらガードとかに使うはずである。
(出典:中場利一『さあ、きょうからマジメになるぞ!』)
・毎日金床の上で木槌で叩きのばしている板金は、かなり大きいものである。
(出典:藤沢周平『日暮れ竹河岸』)
・それは、大人の親指の爪と同じくらいの大きさの、不規則な形をした十三の金の板金からできていて、繊維でつながれていた。
(出典:ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』)
・分厚い板金で作られた金属の鎧は、新品のように美しい光沢を放っている。
(出典:水野良『ロードス島戦記 5 王たちの聖戦』)
・板金の切れ端を使って大急ぎで造ったらしい王冠を右の脇の下に抱えている。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 5 メトセラへの鎮魂歌』)
・背部の板金がゴツい爪の形にへこみ、最初視認した方向に飛ばされる。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第10巻』)
・それは鎧の肩と首の板金のすきまをつらぬいて、深ぶかと肉に刺さった。
(出典:フィリップ・J・ファーマー『階層宇宙シリーズ 3 階層宇宙の危機』)
・薄いアルミニウムの板金と、合板、プラスチックなどの張り合わせが玩具のような音をたてた。
(出典:光瀬龍『墓碑銘二〇〇七年』)