日和る
「日和ってる」などのように使う「日和る」という言葉。
「日和る」は、音読みで「ひよる」と読みます。
「日和る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「日和る」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
日和るの意味
「日和る」には次の意味があります。
・積極的にかかわらないで傍観する。(出典:デジタル大辞泉)
名詞である「日和(ひより)」の動詞化です。
相手が怖気づいている時に使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・何を日和ったことを言ってんだかぁ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 5 目明し編』)
・でも、この人相手に粘菌な態度で接すると拳で振り払われそうなので、尻尾を巻いて日和る。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2 善意の指針は悪意』)
・「まだ一年だったら、そんなもんでしょ」 我ながらの日和った答えに、『弔詞の詠み手』たる女傑は少し不愉快になった。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ S(短編)』)
・日和ってる場合じゃないです!
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・当時学生たちの間で流行った過激派のセクト用語に「日和る」というのがあった。
(出典:佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』)
・「日和るなよ」 「分かってるって」 高巳は親指を上げて見せた。
(出典:有川浩『空の中』)
・いいなぁあなた、そんな日和った疑問を思えるなんて素敵よ素敵!
(出典:奈須きのこ『MELTY BLOOD 虚言の王』)
・嫌われるのが怖くて。あの日日和ったツケが今日やってくる。
(出典:有川浩『空の中』)