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ぎこちないとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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ぎこちない

「ぎこちない動き」などのように使う「ぎこちない」という言葉。

「ぎこちない」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ぎこちない」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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ぎこちないの意味

「ぎこちない」には次の二つの意味があります。

1動作や話し方などが滑らかでない。
2からだに合わなくて、ぐあいが悪い。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

ぎこちないの意味①「動作や話し方などが滑らかでない。」

「ぎこちない」の一つ目の意味は「動作や話し方などが滑らかでない。」です。

 言い換えると、言動が通常のように馴染んでいないような、慣れていないような不自然さがあることです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・同時に以前よりもっとぎこちない唇の動きしかできなくなっている自分を知った。
(出典:藤堂志津子『藤堂志津子 恋愛傑作選』)

ぎこちない笑みだったけれど、他のどんな笑顔よりも、綺麗に見えた。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 8 “文学少女”と神に臨む作家 下』)

・わたしはぎこちない話し方になってしまうのに、山下は普段と変わらない。
(出典:華恵『本を読むわたし ―My Book Report』)

・まだ傷が完全にえていないので、その足取りはいささかぎこちない
(出典:安井健太郎『ラグナロク 第1巻 黒き獣』)

ぎこちない所作で膝をつき、黙ったまま軽く頭を下げて、用件を訊ねる表情になった。
(出典:森禮子『モッキングバードのいる町』)

ぎこちないの意味②「からだに合わなくて、ぐあいが悪い。」

「ぎこちない」の二つ目の意味は「からだに合わなくて、ぐあいが悪い。」です。

 言い換えると、見た目に不自然さ、不格好さが目立つということです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・いつ人生最後の会話になるかわからない時なのに、何ともぎこちない
(出典:畠中恵『とっても不幸な幸運』)

・とても楽しかったはずの過去を語るとき、なぜか俺たちはぎこちない
(出典:入間人間『電波女と青春男 第7巻』)

・僕たちはあいかわらずぎこちない関係のまま、音楽にあわせて体を動かした。
(出典:乙一『死にぞこないの青』)

・すると待ち合わせの時間の中に取り残されてゆく胸の中で、街並みはいつしかぎこちない安らぎと平和に満ち溢れているように見え始めた。
(出典:尾崎豊『黄昏ゆく街で』)

・その赤坊がこんな風なぎこちない位置にいながら、乳を吸っているというのが来る。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)

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