ウォーターフロント
「ウォーターフロントのマンションに住む」などのように使う「ウォーターフロント」という言葉。
「ウォーターフロント」は、英語で「waterfront」と書きます。
「ウォーターフロント」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ウォーターフロント」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ウォーターフロントの意味
「ウォーターフロント」には次の意味があります。
・海、川、湖などに臨む土地。海岸通り、河岸などの水辺地帯。(出典:精選版 日本国語大辞典)
海や河川などの水際の土地を指して用います。
交通革新や先端技術の導入によって、従来港湾施設・倉庫・工場などで占められていた臨海地域の再利用が可能になり、ウォーターフロント開発が近年ますます盛んに行われるようになりました。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・人はかつてこのあたりを東京のウォーターフロントと称んだ。
(出典:森村誠一『悪魔の圏内(テリトリー)』)
・そしてどこからも海の眺めがすばらしく、正にウォーターフロントの都市。
(出典:森瑤子『ある日、ある午後』)
・ウォーターフロントでの大騒動は、東京都内にも伝わってきた。
(出典:田中芳樹『創竜伝 第2巻』)
・倒壊家屋は、全壊が下町ウォーターフロントを中心に二万棟余、半壊が数十万。
(出典:荒俣宏『帝都物語6』)
・いわゆるウォーターフロントのマンションというやつらしい。
(出典:山本文緒『ブルーもしくはブルー』)
・東京タワーの夜景が眺められるウォーターフロントもロマンチックかも知れないが、若宮由布子と二人でロマンチックになる覚悟は、いくら俺でもまだ出来ていなかった。
(出典:樋口有介『探偵は今夜も憂鬱』)
・十五年前に東京湾を埋めたてたウォーターフロントに建っているこのマンションは、左手の房総半島と、右手の三浦半島に抱きかかえられるような位置にある。
(出典:森瑤子『アイランド』)
・錦糸町やウォーターフロントにあったスクラップ屋をウロウロしていた頃のオレは、頭蓋内にわき起こるカタチのないモノを引き寄せようと必死だった。
(出典:篠原勝之『骨風』)