多種多様
「多種多様の考え方」などのように使う「多種多様」という言葉。
「多種多様」は、音読みで「たしゅたよう」と読みます。
「多種多様」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「多種多様」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
多種多様の意味
「多種多様」には次の意味があります。
・種類が多く、さまざまであること。また、そのようなさま。(出典:デジタル大辞泉)
「多種多様」という言葉をわかりやすく言うと、「バラエティーに富んでいる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・陳情は、団体単位のものから一個人のものまで多種多様にわたっていた。
(出典:松本清張『迷走地図(上)』)
・彼らの種類が多種多様にわかれていることが判明したのもそのおかげだ。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター8 エイリアン邪海伝』)
・そうでなくては、あれだけ多種多様の美術の形式が共存し得る筈がないのだ。
(出典:石川達三『心に残る人々』)
・だが実在し、それも多種多様のさまざまな種類が存在していたことは間違いない。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 2 綿流し編Tips&お疲れ様会』)
・河川として他に比類のない多種多様の変化が、そうしてそれらの綜合美が。
(出典:北原白秋『木曾川』)
・英語を話す国々では、このような対立が多種多様にわたっている。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)
・私の見た多種多様の昆虫の世界は、とても百分の一も述べつくせない。
(出典:スタンレー/宮西豊逸訳『黒い大陸』)
・もっと早い時間に検査をしていればより多種多様の節足動物が見分けられたはずである。
(出典:森村誠一『花刑』)