煌めき
「いのちの煌めき」などのように使う「煌めき」という言葉。
「煌めき」は、訓読みで「きらめき」と読みます。
「煌めき」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「煌めき」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
煌めきの意味
「煌めき」には次の意味があります。
・きらめくこと。きらきら光ること。(出典:デジタル大辞泉)
「星の煌めき」「知性の煌めき」などのように表現することがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・しかしその直感が煌めきにも似て利明の全身に広がってゆくのを感じた。その利明の考えに応えるかのように、突如として生命体は苦悶の咆哮を上げた。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
・すると町の城門の方にあたって、遥かに煌めくひと筋の光が見えました。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
・地上にも煌めく星がある事を、宙を行く者が知り得たか定かではない。
(出典:奈須きのこ『Fate/hollow ataraxia 本編のみ ver1.00ルビあり』)
・男具那は瞼をほとんど閉じ鉄剣の煌めきを消し、打山を影として捉えた。
(出典:黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 1 大和の巻』)
・キラキラ煌めく底深い光耀だけがあって虫の姿はないようなものだった。
(出典:開高健『珠玉』)
・あの楽曲は私の最後の煌めきであり最後の幸福であります。
(出典:岩井志麻子『黒焦げ美人』)
・街の煌めく灯を映した海面は豊かに脹れ上って建物の裾を濡らしている。
(出典:横光利一『旅愁』)
・煌めく星々の下、今、人ならざる者たちが赤い篝火を中心に集まっていた。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!5』)