内情
「内情に詳しい人物」などのように使う「内情」という言葉。
「内情」は、音読みで「ないじょう」と読みます。
「内情」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「内情」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
内情の意味
「内情」には次の意味があります。
・内部の事情。内部の状況。(出典:デジタル大辞泉)
「内情」という言葉をわかりやすく言うと、「内々の様子」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・勤めについてみると、外からは見えない藩の内情が次第にわかってきた。
(出典:池宮彰一郎『その日の吉良上野介』)
・吉橋に神林家の内情を話したのは、その医者の一人かと東吾は納得した。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 26 長助の女房』)
・その気になればいくらでも、向こうの内情をこっちに流すことができる。
(出典:小川一水,田中芳樹『レインボウ・プラネット 灼熱の竜騎兵シェアードワールズ』)
・同じように強い奴は、刃向って来る弱い奴の内情なんて知る必要もないのさ。
(出典:半村良『獣人伝説』)
・店の内情が悪化すると共に夫婦仲も険悪になっていった模様である。
(出典:森村誠一『花刑』)
・こういったことは、内情を知っている者にしか調べられないだろう。
(出典:森博嗣『X 3 タカイ×タカイ』)
・だが何のコネもない俺が内情を調べてもたかがしれているじゃないか。
(出典:初野晴『漆黒の王子』)
・二人に会えなかったとしても、社員の顔色を見れば会社の内情に察しはつく。
(出典:樋口有介『苦い雨』)