ワーカホリック
「ワーカホリックで家庭が疎かになる」などのように使う「ワーカホリック」という言葉。
「ワーカホリック」は、英語で「workaholic」と読みます。
「ワーカホリック」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ワーカホリック」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ワーカホリックの意味
「ワーカホリック」には次の意味があります。
・家庭や自分の健康をなおざりにしてまで、仕事をやりすぎる状態。また、その人。働きすぎの人。仕事中毒。(出典:デジタル大辞泉)
私生活をなおざりにしてまで仕事に打ち込んでしまう状態のことを指します。
1970年代に米国の作家オーツによって作られた語で、work(仕事)とalcoholic(アルコール中毒)との合成語です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・霧野をワーカホリックと言っていたが、彼の方も立派な仕事中毒らしい。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)
・ワーカホリックなくらい働いてた、って奥さんのマリローは言っていた。
(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)
・休養をとりたいが、例によってワーカホリックから逃れることができない。
(出典:斉藤茂太『「まさか」の人に起こる異常心理』)
・一種のワーカホリックと言っていいでしょう。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 5 〜栞子さんと繋がりの時〜』)
・よほどワーカホリックが揃っているらしく、休日でも必ず誰かが出勤してくる。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・一種のワーカホリックなわけだけど、鬼気迫るものがあります。
(出典:大槻ケンヂ『ボクはこんなことを考えている』)
・はやり言葉でいうワーカホリックであって、仕事さえしていれば、恋の悩みも借金の苦労も忘れられるのである。
(出典:塩田丸男『天からやって来た猫』)
・と、このように休みも仕事のため、と考えること自体が、すでにワーカホリックの兆候なのかもしれない。
(出典:阿辻哲次『漢字のなりたち物語』)