害獣
「害獣による被害」などのように使う「害獣」という言葉。
「害獣」は、音読みで「がいじゅう」と読みます。
「害獣」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「害獣」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
害獣の意味
「害獣」には次の意味があります。
・人や家畜に直接危害を加えるけものや、田畑などを荒らして損害を与えるけもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「害獣」をわかりやすく言うと「人間や家畜などに危害を与える獣」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・ほんの二年前まで、やつらは害獣扱いでペストみたいに嫌われてました。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 3 連絡宇宙艦発進せよ!』)
・かれがまだ若かった頃、害獣のはびこる穀物船に乗組んだことがあった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 19 外伝4/時空漂流船現わる!』)
・やつらは殺すのがふさもしい社会の害獣だったし、そのとおり殺されたわけだ。
(出典:ハインライン『愛に時間を2』)
・害獣だから注意するようにって、書いてあったんだよ。
(出典:クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』)
・犬や猫はオーストラルで害獣を退治するために必要不可欠な物だったからです。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 6 奴隷狩りの惑星』)
・竜は最強の害獣であり、だからこそその首につけられる値は相当なものになるからだ。
(出典:海原育人『ドラゴンキラーいっぱいあります (shift-JIS)』)
・ただ、蛇が人間にとって害獣ってわけでもないぜ。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 2 化物語(下)』)
・おそらく彼らはネズミやそういった害獣を糧にしてきたのだろう。
(出典:ウェルズ/新庄哲夫訳『タイム・マシン』)