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紐帯とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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紐帯

「紐帯を締める」などのように使う「紐帯」という言葉。

「紐帯」は、音読みで「ちゅうたい」と読みます。

「紐帯」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「紐帯」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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紐帯の意味

「紐帯」には次の二つの意味があります。

1 ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。
2 血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

紐帯の意味①「ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。」

「紐帯」の一つ目の意味は「ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。」です。

「紐帯を結ぶ」のように使われている場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

紐帯が切れて舌は咽喉の奥まで捲れ込み、気管を閉じてしまっている。
(出典:杉本苑子『胸に棲む鬼』)

・この箱には人が背負うことが出来るように、紐帯がついていた。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)

・かれらは勢いよく空中に舞いあがったので、紐帯をしておいてよかったとジャクソムは思った。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 3 白い竜』)

・かれはなにも感じなかった、頬にあたる竜の柔らかな皮も、肉に食いこむ紐帯も。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 2 竜の探索』)

・最後の紐帯までが切れていた。
(出典:ロンドン/山本政喜訳『野性の叫び』)

紐帯の意味②「血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。」

「紐帯」の二つ目の意味は「血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。」です。

この意味では、社会を構成するうえでのつながり。つまり、家族やご近所さん、仕事での結びつきのことを指します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・もっと強い生きた紐帯を信じ、これを求めるだけだ。
(出典:小林秀雄『考えるヒント 2』)

・最近は、精神的な紐帯のようなものが二人の間にできかかっている。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)

・かかる段階の結集をつなぐ紐帯は、もはや他のものでなくてはならない。
(出典:中井正一『大会を終りて』)

・愛憎が縄のように糾われて、家族の紐帯となるのではないのか。
(出典:森村誠一『ファミリー』)

・結合の紐帯はいたって弱いといわねばならない。
(出典:海音寺潮五郎『天と地と(二)』)

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