アトラクション
「アトラクションに乗る」などのように使う「アトラクション」という言葉。
英語では「attraction」と表記します。
「アトラクション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アトラクション」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アトラクションの意味
「アトラクション」には次の三つの意味があります。
1 人を引き付けるもの。
2 催事などで、人寄せのため余興として行われる出し物。
3 遊園地などの遊戯設備。観覧車やジェットコースターなど。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
アトラクションの意味①「人を引き付けるもの。」
「アトラクション」の一つ目の意味は「人を引き付けるもの。」です。
「attraction」の「at」は「~の方へ」、「tract」は「引く、引っ張る」、「ion」は「~すること・もの」という意味です。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・日本のアトラクションとして、伏見稲荷神社が第一に挙げられる。
・この企画には何らかのアトラクションが必要だ。
・君が書いた記事には何のアトラクションもない。
アトラクションの意味②「催事などで、人寄せのため余興として行われる出し物。」
「アトラクション」の二つ目の意味は「催事などで、人寄せのため余興として行われる出し物。」です。
展示会や特売会など特別な催しごとに興を添え、人を集めるために行われる出し物を意味します。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・本格的剣術の演技ができる男として、アトラクションの人気者だそうだ。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター18 エイリアン黒死帝国 下』)
・当時京都の活動小屋へアトラクションに出たのはモリシン以外にない。
(出典:坂口安吾『青春論』)
・まるでそれ自体が『最後のショー』というアトラクションみたいだった。
(出典:北野勇作『人面町四丁目』)
アトラクションの意味③「遊園地などの遊戯設備。観覧車やジェットコースターなど。」
「アトラクション」の三つ目の意味は「遊園地などの遊戯設備。観覧車やジェットコースターなど。」です。
類語としては、「遊具」、「乗り物」などがあります。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・他にもそれ以外の大人しめなアトラクションがいくつかあったはずだ。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 13』)
・麗華は目的のアトラクションの前で足を止め、その結構を見上げていた。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 4』)
・アトラクションに乗っても、食事をしても、彼女はずっと浮かない表情。
(出典:姫野友美『女はなぜ突然怒り出すのか?』)