グラタン
「今夜はグラタンを食べる」などのように使う「グラタン」という言葉。
「グラタン」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「グラタン」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
グラタンの意味
「グラタン」には次の意味があります。
・肉・魚介・めん類・野菜などをホワイトソースなどであえ、焼き皿に入れ、粉チーズなどを振りかけ天火で焼いた料理。（出典：デジタル大辞泉）
西洋料理法の一つ。
フランス語で焦げ目をつけるという意味の「グラティネ」と、こそげるという意味の「グラッテ」から名付けられました。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・グラタンとかカレーとか、片手で食べられるものをいつも注文した。
（出典：林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』）
・智子は残ったパンを、グラタンの皿にこすりつけるようにして、口へ入れた。
（出典：赤川次郎『眠りを殺した少女』）
・が、私の目の前には、電話番号が記された茄子のグラタンのつくり方がある。
（出典：林真理子『ピンクのチョコレート』）
・できたてのグラタンの匂いに似ていた。
（出典：小川国夫『逸民』）
・母のほうは、膝にのせた、お手製の蟹グラタンの出来を神経質なぐらい気にしていた。
（出典：桜庭一樹『私の男』）
・冷蔵庫を開け、冷凍のグラタンとビールを発見し、私はそれを頂くことにした。
（出典：山本文緒『きっと君は泣く』）
・わたしとしてはただ、近いうちにもう一度あのホテルへ出かけて、あのグラタンを食べたいと思つてゐる。
（出典：丸谷才一『食通知つたかぶり』）
・携帯でお母さんに連絡して許可をもらい、瞳ちゃんに元気を出してもらうため、好物のグラタンを作った。
（出典：野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 14 “文学少女”見習いの、卒業。』）
