サッカー
「サッカー選手になりたい」などのように使う「サッカー」という言葉。
「サッカー」は、アメリカ英語で「soccer」と表記します。
「サッカー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「サッカー」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
サッカーの意味
「サッカー」には次の意味があります。
・11名編成の2チームがボールを手や腕以外の足や頭などで扱い、相手ゴールにシュートして点数を競う球技。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
言い換えると、ボールを足で蹴って、または頭で打って、チームメイトとパスをしたりしながら運び、相手チームのゴールに入れる団体競技です。
12世紀頃からイギリスで行なわれていたフットボールが現在の競技の原型になったと言われており、イギリスを中心に世界では主に「フットボール(footboll)」と呼ばれています。
一方、1863年ロンドンでフットボール・アソシエーションが結成されて統一ルールができ、アソシエーションフットボールと称したことをきっかけに、「アソシエーション(association)」の簡略化した呼び方である「サッカー」が使われるようになり、現在では日本のほか北アメリカやオセアニアでは「サッカー(soccer)」と呼ばれています。
国によっては「サッカー(soccer)」では通じないので注意が必要です。
正規の試合時間は前・後半各 45分で、間にハーフタイムがあります。
競技人口、サポーター (ファン) 総数ともに世界一のスポーツといわれています。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・全国的なサッカー人気のおかげもあって、双方共に部員数は少なくない。
(出典:若月京子『トラブル・トラブル』)
・これからもサッカーを続ける限り、お前とは苦労も喜びも共にする仲だよな。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)2―3』)
・サッカーのことを知らない女と話をするのはきっと初めてなのだろう。
(出典:海老沢泰久『帰郷』)
・校庭では、日によってサッカーや野球をしている生徒たちの姿が見られる。
(出典:水戸泉『ヴァンパイア・プリンセス』)
・当時、オリンピックのサッカーにはプロの参加が認められていなかった。
(出典:金子達仁『28年目のハーフタイム』)
・サッカーのワールドカップはオリンピック以上の価値のある大会である。
(出典:山際淳司『エンドレス・サマー』)
・学校でもサッカーでよく遊ぶようになり、私と遊ぶ時間も少なくなった。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・他の怪我はないようだから、サッカーか何かをしていての骨折だろう。
(出典:帚木蓬生『受精』)