大筋
「ストーリーの大筋」などのように使う「大筋」という言葉。
「大筋」は、訓読みで「おおすじ」と読みます。
「大筋」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大筋」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
大筋の意味
「大筋」には次の意味があります。
・物事の内容のだいたいのところ、また、基本的なところ。あらまし。大略。(出典:デジタル大辞泉)
「大筋」をわかりやすく言うと「物事の内容の大体の部分」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・他にもいくつかバリエーションはあるけど、大筋は似たようなものです。
(出典:牧野修『スイート・リトル・ベイビー』)
・テキストによって多少の相違があるが、大筋は次のようになっている。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
・そこで大筋に影響を与えないように注意して、構成や設定に手を加えたのです。
(出典:高千穂遙『クラッシャージョウ・シリーズ(全13巻) 11 〔映画版〕虹色の地獄』)
・もちろん、大筋は私が書いてもおなじであることはいうまでもない。
(出典:金達寿『日本の中の朝鮮文化 6』)
・しかし、ここでは仮に、この江藤の大前提を大筋で認めたとしてみよう。
(出典:高橋哲哉『靖国問題』)
・私にはそのようにしか考えられないし、大筋でこの考えに反対する人間はいないだろう。
(出典:橋本治『宗教なんかこわくない!』)
・こまかいところにちがいはあるかもしれないが、大筋はつかんでいるだろう。
(出典:阿刀田高『霧のレクイエム』)
・大筋においては理解できるのだが、どうしてもしっくりこないところがある。
(出典:水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』)