元帥
「元帥の指揮」などのように使う「元帥」という言葉。
「元帥」は、音読みで「げんすい」と読みます。
「元帥」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「元帥」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
元帥の意味
「元帥」には次の意味があります。
・ 軍の最高階級,あるいは称号。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
日本では、元帥府に列せられた陸海軍大将の称号のことも指します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・この人は外国生まれの美人で、元帥が死ぬ一年前に結婚したのであった。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』)
・能力がなくとも、親が大貴族ならばすぐに将軍か元帥さまという国だ。
(出典:山藍紫姫子『アレキサンドライト』)
・ところが、ネー元帥が処刑されたと聞くと、その妹が踊りだしたのです!
(出典:スタンダール『赤と黒』)
・代表者たちがからだをわなわなさせながら元帥のところへ出かけて行く。
(出典:ドーデ/大久保和郎訳『月曜物語』)
・元帥は全軍の将兵が感じていたことを口にしたのだ、と言えば十分だろう。
(出典:ドイル/秋田元一訳『豪勇ジェラールの冒険』)
・わたしは彼を元帥卿のところへ連れてゆき、卿も彼を大いにかわいがった。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』)
・卿とロイエンタール元帥とは一〇年以上にわたる親友であったからな。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 9 回天編』)
・だが、元帥の胸のうちは、ここでいくら私が考えてみても、分らない。
(出典:海野十三『地球要塞』)