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飽きるとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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飽きる

「同じ味に飽きる」などのように使う「飽きる」という言葉。

「飽きる」は、訓読みで「あきる」と読みます。

「飽きる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「飽きる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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飽きるの意味

「飽きる」には次の三つの意味があります。

1 多すぎたり、同じことが長く続いたりして、いやになる。
2 十分に味わったり経験したりして、それ以上欲しくなくなる。
3 動詞の連用形に付いて、いやになるほど十分に…するの意を表す。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

飽きるの意味①「多すぎたり、同じことが長く続いたりして、いやになる。」

「飽きる」の一つ目の意味は「多すぎたり、同じことが長く続いたりして、いやになる。」です。

「大量の本の整理に飽きる」で、「大量の本の整理がいやになる」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・確かに最初こそ驚きもすれ、何度も繰り返し使用されると、少々飽きる
(出典:原田宗典『27』)

・僕にしろ幼い頃から飽きる程見せられている形だからね。
(出典:小栗虫太郎『聖アレキセイ寺院の惨劇』)

・この家は男の子ばかりだから、洗濯物だけはいつも飽きるほどある。
(出典:松本清張『事故 別冊黒い画集1』)

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類語

うんざり
意味:物事に飽きて、つくづくいやになるさま。(出典:デジタル大辞泉)

食傷(しょくしょう)
意味:同じことに何度も接し、飽き飽きして嫌になること。(出典:デジタル大辞泉)

退屈(たいくつ)
意味:飽き飽きして嫌けがさすこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

飽きるの意味②「十分に味わったり経験したりして、それ以上欲しくなくなる。」

「飽きる」の二つ目の意味は「十分に味わったり経験したりして、それ以上欲しくなくなる。」です。

「卵料理には飽きた」で、「卵料理を十分に味わい、これ以上食べたくなくなってしまった」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・新聞を読み終わったらテレビをつけて飽きるまで画面を眺めている。
(出典:乾くるみ『リピート』)

・読むのに飽きると仕方なく外に出て、ふらふらとそこら中を歩きまわる。
(出典:小池真理子『薔薇いろのメランコリヤ』)

・まるで砂が水を吸うように、美和子は飽きることなく洋書を読み続けた。
(出典:宇佐美游『調子のいい女』)

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類語

飽和(ほうわ)
意味:やっていることに飽きがくること。疲労とは区別される。(出典:デジタル大辞泉)

十分(じゅうぶん)
意味:満ち足りて不足のないさま。充実して完全であるさま。(出典:デジタル大辞泉)

沢山(たくさん)
意味:十分なこと。また、十分でそれ以上はいらないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

飽きるの意味③「動詞の連用形に付いて、いやになるほど十分に…するの意を表す。」

「飽きる」の三つ目の意味は「動詞の連用形に付いて、いやになるほど十分に…するの意を表す。」です。
                                             「卵料理は食べ飽きた」で、「卵料理をいやになるほど十分に食べた」という意味になります。
この場合、意味としては②と同じですが、「食べる」の連用形である「食べ」の後に「飽きる」が付きます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ああいう場合、老父にしてみれば、いくら聞いても聞き飽きることはあるまい。
(出典:塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』)

・だが、詩や童話がたくさんおさめられていて、読み飽きることがなかった。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』)

・それは、いつまで見ていても見飽きることのない、幸福な光景だった。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 27 あなたを探しに』)

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類語

過ぎる(すぎる)
意味:動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹などに付いて)行為・状態などが度をこえている。(出典:デジタル大辞泉)

耽る(ふける)
意味:動詞の連用形に付いて、他のことを忘れて一心にする意を表す。(出典:デジタル大辞泉)

及ぶ(およぶ)
意味:動詞の連用形に付いて、動詞の意味を強調し、その動作が最後の段階にまで到達していることを表す。(出典:デジタル大辞泉)

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