海岸
「海岸沿いのカフェ」などのように使う「海岸」という言葉。
「海岸」は、音読みで「かいがん」と読みます。
「海岸」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「海岸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
海岸の意味
「海岸」には次の意味があります。
・陸地が海と接する地帯。海辺。（出典：デジタル大辞泉）
海洋に面する陸地のうち、波浪や潮汐などの影響を直接受ける幅の狭い帯状の地域のことを指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それから海岸へ行ったら大きな料理店があったようにも記憶しています。
（出典：夏目漱石『中味と形式』）
・黒と言っていいほどに濃い色をした、魅力のない砂の、狭い海岸だった。
（出典：片岡義男『夏と少年の短篇』）
・建物のあいだの細い通路を抜けてはじめて、海岸を見渡すことができた。
（出典：片岡義男『夏と少年の短篇』）
・白いこの海岸の町を、私はおそらくふたたび見舞うこともないであろう。
（出典：徳田秋声『蒼白い月）
・いつだったか、海岸公園へ生徒を二人連れて遊びに行った時のことを。
（出典：中島敦『狼疾記』）
類語
・浜辺（はまべ）
意味：浜の水際。また、浜。海辺。（出典：デジタル大辞泉）
・海浜（かいひん）
意味：はまべ。うみべ。（出典：デジタル大辞泉）
・沿岸（えんがん）
意味：岸べ。（出典：普及版 字通）
・海洋（かいよう）
意味：海水をたたえている陸地以外の地球表面の凹地。海。（出典：日本国語大辞典）
・臨海（りんかい）
意味：海にのぞんでいること。（出典：デジタル大辞泉）
