池
「池に落ちる」などのように使う「池」という言葉。
「池」は、訓読みで「いけ」と読みます。
「池」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「池」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
池の意味
「池」には次の意味があります。
・くぼ地に自然に水がたまった所。また、地面を掘って水をためた所。(出典:デジタル大辞泉)
大きさとしては湖沼より小さいものをいいます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何となく人工的な感じのする点がこの池を有名にしているかと思われた。
(出典:寺田寅彦『雨の上高地』)
・それはともかく、池の形はみな同じでも、中のものはたいへんな違いだ。
(出典:豊島与志雄『山上湖』)
・その池の上の廊下を子供が二、三人ばたばた駆け歩いているのが見えた。
(出典:寺田寅彦『猫の穴掘り』)
・藪の中にあるというのだから、この池はそう大きなものとは思われない。
(出典:柴田宵曲『古句を観る』)
・彼は月の下をぞろぞろと歩いている人の中を注意して、池の傍へ往った。
(出典:田中貢太郎『水魔』)
類語
・沢(さわ)
意味:浅く水がたまり、草の生えている湿地。水草の生えている地。(出典:日本国語大辞典)
・沼(ぬま)
意味:湖より浅い水域。(出典:デジタル大辞泉)
・湖(みずうみ)
意味:周囲を陸地で囲まれたくぼ地に水をたたえる水域。池や沼より大きい。(出典:デジタル大辞泉)
・沼沢(しょうたく)
意味:ぬまとさわ。(出典:デジタル大辞泉)
・湖沼(こしょう)
意味:みずうみとぬま。(出典:日本国語大辞典)