節度
「節度のある生活」などのように使う「節度」という言葉。
「節度」は、音読みで「せつど」と読みます。
「節度」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「節度」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
節度の意味
「節度」には次の意味があります。
・行き過ぎのない適当な程度。ほどあい。(出典:デジタル大辞泉)
「節度のある生活」は「適当な程度の生活」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それも極めて規則的であり、時間に於ても、ほとんど一定の節度がある。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・それは節度の問題ではなくて、ひとを誘惑しないための配慮なのである。
(出典:レアージュ/澁澤龍彦訳『O嬢の物語』)
・その時は父親の云いつけどおり『女としての節度ある』飲み方をしていた。
(出典:牧野修『だからドロシー帰っておいで』)
・男性の前で泣くのにも、どうしてなかなか、技術と節度が必要なのである。
(出典:阿川佐和子『笑ってケツカッチン』)
・腕の動かし方には気品があり、言葉は節度があってしかも簡潔だった。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』)
類語
・マナー
意味:態度。礼儀。礼儀作法。(出典:デジタル大辞泉)
・適度(てきど)
意味:程度がほどよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・大概(たいがい)
意味:物事の程度があまり極端にならないこと。ある程度でやめておくこと。また、そのさま。ほどほど。(出典:デジタル大辞泉)
・我慢(がまん)
意味:耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。(出典:デジタル大辞泉)
・慎み(つつしみ)
意味:慎むこと。控えめに振る舞うこと。(出典:デジタル大辞泉)