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貫禄とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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貫禄

「貫禄勝ち」などのように使う「貫禄」という言葉。

「貫禄」は、音読みで「かんろく」と読みます。

「貫禄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「貫禄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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貫禄の意味

「貫禄」には次の意味があります。

からだつきや態度などから感じる人間的重みや風格。身に備わった威厳。時に、「見かけは貫禄たっぷりだけどね」のように肥っていることをからかって、また、ばかにして使うことがある。(出典:デジタル大辞泉)

「貫禄」の「貫」は、中世以後に田地に用いられた単位で収穫高を銭に換算し表にしたもののことです。「禄」は、官に仕える者に与えられる給料のこと。つまり、「貫禄」は領地の大きさや給与の額といった、武士の値打ちを表したのが語源といわれています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・女王として命令することに慣れた、有無を言わせぬ貫禄がそこにあった。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』)

・それがなかなか貫禄にも見えるのだから世の中不思議なことは多い。
(出典:田中哲弥『大久保町の決闘』)

・将来の重臣候補を以て目されるに足るだけの貫禄があるとも見られている。
(出典:戸坂潤『近衛内閣の常識性』)

貫禄をつけたくて、友人と決闘の真似事をしてつけてもらった傷らしい。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(上)』)

・立派な風采で、五十を越していると見られるが、人物も貫禄がついていた。
(出典:松本清張『かげろう絵図(下)』)

類語

威厳(いげん)
意味:近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと。(出典:デジタル大辞泉)

威徳(いとく)
意味:厳かで徳の高いこと。威厳と人徳。(出典:デジタル大辞泉)

尊厳(そんげん)
意味:厳かで徳の高いこと。威厳と人徳。(出典:デジタル大辞泉)

権威(けんい)
意味:他の者を服従させる威力。(出典:デジタル大辞泉)

風格(ふうかく)
意味:その人の容姿や態度などに現れる品格。(出典:デジタル大辞泉)

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