留年
「成績が悪くて留年した」などのように使う「留年」という言葉。
「留年」は、音読みで「りゅうねん」と読みます。
「留年」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「留年」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
留年の意味
「留年」には次の意味があります。
・学生が進級・卒業に必要な単位を取得しないで、原級にとどまること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「成績が悪くて留年した」で「成績が悪くて進級に必要な単位が取得できず、今と同じ学年に留まることになった」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこで麻雀ばかりやっているうちに留年しそうになったんですね。
(出典:山際淳司『スローカーブを、もう一球』)
・岡山の大学でまだ留年している古い友人からの封書と、ハガキがあった。
(出典:花村萬月『幸荘物語』)
・私だって留年したらきっと松本さんと同じようにつっぱってしまうだろう。
(出典:綿矢りさ『インストール』)
・二三歳でまだそこの学生ということは、浪人なり留年なりしているということだ。
(出典:田中芳樹『創竜伝 第1巻』)
・きっと疑問に思っているでしょうから説明しますけど、この人何回か留年してますから。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第5巻』)
類語
・留置(りゅうち)
意味:人や物を一定の支配のもとにとどめておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・ダブる
意味:落第して同じ学年を二度する。留年する。(出典:デジタル大辞泉)
・落第(らくだい)
意味:学年の課程が修了できないで、卒業または進級できないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・失格(しっかく)
意味:資格を失うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・不合格(ふごうかく)
意味:試験・検査などに合格しないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)