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幇助とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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幇助

「自殺幇助」などのように使う「幇助」という言葉。

「幇助」は、音読みで「ほうじょ」と読みます。

「幇助」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「幇助」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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幇助の意味

「幇助」には次の二つの意味があります。

1 手を貸すこと。手助け。援助。
2 他人の犯罪行為を容易にするため、有形・無形の方法で助力すること。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

幇助の意味①「手を貸すこと。手助け。援助。」

「幇助」の一つ目の意味は「手を貸すこと。手助け。援助。」です。

「自殺幇助」で「自殺の手助け」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・技術家に対する幇助が直接思想善導に役立つのかとさえ思うかも知れない。
(出典:戸坂潤『技術の哲学』)

・それは拒絶とも幇助ともつかない、何か獣めいた声だった。
(出典:宇神幸男『消えたオーケストラ』)

・これも旧藩主久松伯爵家の家令で居る弟の克家が多くの幇助をしてくれたことであった。
(出典:内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』)

・天然の医術の幇助者の役目を勤めるものであるらしい。
(出典:寺田寅彦『鎖骨』)

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類語

・補助(ほじょ)
意味:不足しているところを補い助けること。また、その助けとなるもの。(出典:デジタル大辞泉)

・加担・荷担(かたん)
意味:力を貸すこと。助けること。味方になること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・支援(しえん)
意味:活動を容易にするためにささえ助けること。援助。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・援助(えんじょ)
意味:困っている人に力を貸すこと。(出典:デジタル大辞泉)

幇助の意味②「他人の犯罪行為を容易にするため、有形・無形の方法で助力すること」

「幇助」の二つ目の意味は「他人の犯罪行為を容易にするため、有形・無形の方法で助力すること」です。

「殺人幇助」とは「殺人をするために助力すること」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただ結果の発生についての認識がないから殺人幇助にはならないだろうが。
(出典:森村誠一『新幹線殺人事件』)

・もっとも強盗の幇助を働いた事実は消えるものではない。
(出典:奥田英朗『最悪』)

・情を通じて、殺人の行為を助けた罪を殺人幇助という。
(出典:高木彬光『幽霊西へ行く』)

・二人とも、金をもらって私の脱獄を幇助したとして告訴されていた。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)

・また信者同士で殺し合ったり自殺を幇助したりするのも差支えない。
(出典:倉橋由美子『アマノン国往還記』)

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類語

・教唆(きょうさ)
意味:犯意のない他人をそそのかして犯罪を行なわせること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・共犯(きょうはん)
意味:一個の犯罪を二人以上の者が共同して行なうこと。共同正犯、教唆犯(きょうさはん)、従犯の区別がある。また一般に、共謀して事を行なうことや、その仲間をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・同罪(どうざい)
意味:同一の犯罪。同じ罪。また、負うべき責任が同じであること。同一の責任。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・誘掖(ゆうえき)
意味:みちびき助けること。補佐すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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