赤字
「赤字企業」などのように使う「赤字」という言葉。
「赤字」は、湯桶読みで「あかじ」と読みます。
「赤字」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「赤字」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
赤字の意味
「赤字」には次の意味があります。
・支出が収入より多いこと。欠損。赤。(出典:デジタル大辞泉)
不足の金額を赤色で記入するため「赤字」や「赤」といいます。
また、「赤字」には漢字の通り「赤色の文字」や、「校正などで訂正した文字」という意味もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・会社は合計千三百万ほどの赤字になっていた。
(出典:大藪春彦『野獣死すべし』)
・赤字や借金の存在が即ち「食えない」と言うことにはならないのである。
(出典:三好十郎『俳優への手紙』)
・開発に失敗したら、その赤字の責任は身をもって償ってもらう。
(出典:松岡圭祐『千里眼 The Start』)
・赤字覚悟でないと富士山はやれないという結論がでたのです。
(出典:新田次郎『富士山頂』)
・大赤字をつくった元凶の一つが農業保護のための財政支出である。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・むろん赤字決算である。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
・一日も早く赤字体質から脱却したかった。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)