分断
「意見が分断される」などのように使う「分断」という言葉。
「分断」は、音読みで「ぶんだん」と読みます。
「分断」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「分断」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
分断の意味
「分断」には次の意味があります。
・一つにつながっているものを分かれ分かれに切り離すこと。(出典:デジタル大辞泉)
「亀裂により道路が分断された」で、「一つの道路が亀裂によって二つに分かれてしまった」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分の肉体を分断するために落ちてくる刃が、ひどく大きいものに見える。
(出典:秋田禎信『エンジェル・ハウリング 第3巻』)
・その向こうに暗い海が黒い帯になり、街の灯と夜空の星を分断している。
(出典:帚木蓬生『受精』)
・もしそんなことをいっていたら両方から攻められて分断されなければならない。
(出典:伊丹万作『一つの世界』)
・十の力が、二か三ほどに分断されては、覇王のはかりごともないだろう。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 5 (五)』)
・最初の攻撃で無線電信用の鉄塔が倒壊し、通信が分断された結果だった。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(上)』)
類語
・分かれる(わかれる)
意味:一つのものが二つ以上になる。べつべつになる。(出典:デジタル大辞泉)
・切断(せつだん)
意味:物をたちきること。切り離すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・分離(ぶんり)
意味:分かれて離れること。また、分けて離すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・裂く(さく)
意味:ひと続きのものを、強い力を加えて直線的に二つに離す。(出典:デジタル大辞泉)
・切り離す(きりはなす)
意味:一つの物や結びついている物を、切って離れさせる。(出典:デジタル大辞泉)