手強い
「手強い相手だ」などのように使う「手強い」という言葉。
「手強い」は、訓読みで「てごわい」と読みます。
「手強い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「手強い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
手強いの意味
「手強い」には次の意味があります。
・なかなか強くて油断できない。(出典:デジタル大辞泉)
「手強い」は「てづよい」と読む場合もあり、そちらは「強い態度である。てきびしい。(出典:デジタル大辞泉)」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それがこれほどに手強い相手とは、彼らの予想の域を大きく越えていた。
(出典:山田正紀『謀殺のチェス・ゲーム』)
・動きも鈍いので、慣れさえすれば武装した少年にも手強い相手ではない。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”』)
・相手は、私が思っていた以上に・・・・はるかに・・・・手強かった。
(出典:宮谷シュンジ『絶望の世界 1光と影の世界 ~僕の日記・迷走編~』)
・おれたちが手強い客であることの証拠はたっぷり見せつけられたはずだ。
(出典:R・エイヴァリー『コンラッド消耗部隊(全4巻) 3 ゼロスの戦争ゲーム』)
・そして相手がもっと手強い時はその高速を利用して逃げるわけだ。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 4 異次元のエデン』)
類語
・強か(したたか)
意味:粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。(出典:デジタル大辞泉)
・気丈夫(きじょうぶ)
意味:気持ちがしっかりしていること。また、そのさま。気丈。(出典:デジタル大辞泉)
・しぶとい
意味:強情で臆するところがない。また、困難にあってもへこたれずねばり強い。(出典:デジタル大辞泉)
・粘り強い(ねばりづよい)
意味:根気強く最後までやりとおそうとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・強烈(きょうれつ)
意味:力や作用などが強くはげしいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)