簡易
「自宅用なので簡易包装でいい」などのように使う「簡易」という言葉。
「簡易」は、音読みで「かんい」と読みます。
「簡易」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「簡易」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
簡易の意味
「簡易」には次の意味があります。
・簡単で手軽なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「簡易」という言葉をわかりやすく言うと、「本格ではない」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ベッドにジッと座っている彼の装いは、病院の検査着に似た簡易な服だ。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 6 横浜騒乱編 <上>』)
・警備兵たちは、すでに廊下の自分たちの簡易ベッドに横になっていた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(中)』)
・これ以上濃くなった としたら、もう今の簡易な分析では手に負えない。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』)
・カジノ用の設備は簡易的なものではなく、実に本格的な仕様ばかりだった。
(出典:松岡圭祐『千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮』)
・その簡易具足の新工夫のものを、道三は信長に送りつけてきたのである。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)
類語
・簡単(かんたん)
意味:物事が大ざっぱで単純なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・単純(たんじゅん)
意味:機能・構造・形式などがこみいっていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・簡略(かんりゃく)
意味:手短で簡単なこと。手軽で簡単なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・簡素(かんそ)
意味:飾りけがなく、質素なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・シンプル
意味:単純なさま。また、飾り気やむだなところがなく、簡素なさま。(出典:デジタル大辞泉)